HISTORY

100年のあゆみ

100 YEARS OF PROGRESS

生み出した製品の歴史は
福島製作所が誇れる技術力の証

創業以来、100年を超える歴史のなかで、
常に時代の先を行く「技術開発」「製品開発」に取り組んできた福島製作所。
使う人の感性に応え、そして感動をも提供する。
様々な機械に求められる「理想」を、発想と技術で実現していきます。

創業期〜成長期 START-UP AND GROWTH PERIOD

  • 1920.03
    鋳物工場として創業
  • 1923.01
    電気及び鉄工に関する工事部門開設
  • 1926.05
    電気計器部開設発電所用水圧鉄管・
    ゲートの受注製作を開始
  • 1938.08
    (株)福島電気製鋼所、福島鉄工(株)、
    福島鋳鋼(株)を合併
  • 1939.10
    工場を移転(福島市三河北町)
    陸軍造兵廠より戦車砲の生産を開始
  • 甲板機械DECK MACHINERY

    揚錨機(ウィンドラス)

    船の錨(いかり) を巻上げるための機械。隻当り2台が装備される。

  • 甲板機械DECK MACHINERY

    係船機(ムアリングウィンチ)

    船を港で岸壁につないでおくためのロープを巻取る機械。
    船の大きさによって、一隻あたり4台から8台装備される。

  • 甲板機械DECK MACHINERY

    ETA

    座礁などの緊急事態によって船が動けなくなった際に、船体を他の船で曳航するための装置。

発展期 DEVELOPMENT PERIOD

  • 1955.12
    コンバル型精紡機の試作品完成
  • 1956.07
    船舶用補機の生産開始
  • 1959.09
    ノルウェー・ヒドロリック社と
    油圧補機技術提携
  • 1965
    福島ヒドロリック型電動油圧式
    デッキクレーン公開運転
  • 1967.09
    仏・ベノト社と電動油圧グラブの技術提携
  • 鋳造・機械加工品CASTING/MACHINERY PRODUCT

    ロボットの部品

    福島製作所には鋳物工場があり、厚さが薄く複雑な工業用ロボット製品などの鋳造品を得意にし、鋳肌も美しく顧客から高い評価を得ていた。

  • 鋳造・機械加工品CASTING/MACHINERY PRODUCT

    ケーシング

    電動機の外枠本体となるケーシングは、 薄肉構造で高度な鋳造技術が要求されており
    豊富な経験に基づく当社の技術は、確かな実績を上げ、 顧客から高い信頼を得ていた。

  • 鋳造・機械加工品CASTING/MACHINERY PRODUCT

    コンロット(連結棒)

    コンロットは、船舶用高速ディーゼルエンジンに使用され、高い次元での重量バランスが要求される総削り加工を施すため、その加工技術は内外から高く評価されていた。

転換期 TURNING POINT

  • 1978
    トーイング/アンカーハンド
    リング・ウィンチ1号機完成
  • 1979.03
    宇部興産(株)が株式の過半数を取得

トーイング/ アンカーハンドリングウィンチ

アンカーハンドリングウィンチは、 海底油田開発作業船に搭載さ れている甲板機械である。 サプライボート・タグボート (海底油田開 発作業船) の主力装備で、 巨大なリグを引張るワイヤーを巻取るための設備である。
当社はアンカーハンドリングウィンチをはじめ、 サプライボート用の各種甲板機械を製作しており、サプライボートは設置後の補給等の各種作業にも従事する。

大きさ、牽引力とも世界最大級のアンカーハンドリングウィンチは、 高さ6m、重さ95t。 余りに 大きいため、当社で完成させたあと、5分割し て港まで陸上輸送する。 直径78mm、長さ1.5 kmのワイヤーを引き込む力はジャンボジェット機3機分、ブレーキ保持能力はジャンボジェット機5機分の推力に相当する。

ウィンチハウス(白い建物)の中にトーイングウィンチが設置。リカバリーウィンチ (四角枠2つ) も搭載され、その上にストレージリールウィンチ (左右2つ)がある。

  • 1980
    ディーゼルエンジン油圧式
    グラブバケット開発に着手
  • 1984
    高圧式油圧機械の自社開発を推進(FSH)
  • 1985.04
    集中油圧式甲板機械用
    高圧油機(FSH)を開発

安定期〜現在 STABLE PERIOD TO PRESENT

  • 1989
    宇部興産(株)が株式の過半数を取得
  • 1992
    深海探査機「かいこう」用ケーブルウインチ
    製作(1995年3月、潜航世界記録10,912m樹立)
  • 1998
    環境機械販売開始
  • 2005
    改良省エネ型グラブバケットの開発
  • 2014.03
    索式グラブバケット販売開始
  • 2017.06
    グラブバケット生産3,000台達成
  • 2020.03
    創業100周年
  • 2024.01
    グラブバケット点検診断装置
    G.Checker TMを開発、特許取得
  • 水力発電所部品・工事/環境関連整備CASTING/MACHINERY PRODUCT

    生ゴミ処理機「自然のゆめ」

    一般家庭や食品工場、宿泊施 設などから排出される生ゴミを、機械内部で撹拌・加熱することにより、効率的に乾燥・発酵させて飼料や堆肥として再利用する。

  • 水力発電所部品・工事/環境関連整備CASTING/MACHINERY PRODUCT

    畜糞尿発酵攪拌機「ロータリー式切返し機」

    畜糞尿発酵攪拌機 「ロータリー式折切返し機」をはじめ、環境関連機 械の設計・製造・販売をしてる。