
ABOUT
福島製作所について

TO THE WORLD,
TO THE FUTURE
福島製作所が作る未来
FUKUSHIMAの
技術を
世界へ、未来へ

株式会社福島製作所は、1920年創業の歴史ある機械メーカーです。
長年にわたり培われてきた技術で、グラブバケットをはじめとする様々な製品の需要に応えてきました。
さらに、時代と共に変化しながら最先端技術を積極的に取り入れ挑戦し、福島の技術を世界へ、そして未来へと発信していきます。
CORPORATE
PRINCIPAL
社訓

VISION
企業ビジョン
常に新しいことに挑戦し、
成長し続ける
社会で必要とされる価値を提供し続けます。
技術力を高め続け、
未来を創る
サービスを生み出します。
環境への配慮を怠らず、
地球と共存し続ける
環境にやさしいクリーンな世界を目指します。
社員一人ひとりの成長を応援し、共に成長する
学びの機会を提供し、働きがいのある環境を作ります。
持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

PRIDE
誇れる技術紹介
TECHNOLOGY AND
CHALLENGES
福島製作所の
技術力と挑戦の歴史
100年の歴史に培われた確かな技術力
福島製作所は長い歴史の中で一徹に「鉄」と向き合い、挑戦を重ねてきました。その成果の一つが「グラブバケット」です。グラブバケットは、一般廃棄物焼却施設で大量のゴミをつかみ上げ、焼却炉に投入する役割を果たしています。
巨大な鋼鉄製の製品に求められるのは、精密な設計と柔軟な発想です。試行錯誤を重ねながらアイディアを形にしていく過程は決して平坦ではありません。しかし、完成したときの喜びは何ものにも代えがたいものです。
私たちはこれからも福島発のものづくり魂を発揮し、暮らしを支える製品を生み出していきます。

世界を相手にする大型ウインチの開発
福島製作所の技術力を象徴するもう一つの製品が、大型ウインチ(巻き上げ機)です。平成16年、国内最大手の造船所から「250トンの油田掘削機をえい航できるウインチを作ってほしい」という依頼を受けました。当時製造していたウインチの最大えい航能力は150トン。これを100トン上積みするという前例のない挑戦でした。不安を抱えながらも「蓄積した技術を駆使すればできるはず」と覚悟を決め、開発に取り組みました。
設計を担当したのは30歳前後の若手チーム。彼らは「この機械はいずれ会社の主力製品になる」という思いで、休憩時間も惜しみながら図面に向かいました。
製造の見通しが立ったものの、横浜港までの輸送が大きな課題でした。重さ100トンを超える製品は一体型での輸送が不可能だったため、分解して輸送し、現地で再組み立てを行うというリスクの高い方法を採用。輸送中のトラブルや再組み立て時の電気配線の問題など、数々の困難を乗り越え、平成18年3月、無事に製品を納品。正常に作動した瞬間、設計班は大きな達成感を得ました。
この大型ウインチは現在、世界各地の海底油田開発で重要な役割を果たしています。福島製作所は海に面していない福島盆地にありますが、「品質に自信があるから不利だとは思わない」という信念のもと、これからも福島発の技術で世界に挑み続けます。


省エネ型グラブバケットへの挑戦
一般廃棄物焼却施設からの「油の温度が上がらないグラブバケットができないか」という要望に応えたのも、福島製作所の技術力が成し遂げた成果のひとつ。従来のグラブバケットは油圧で動くため、油の温度が一定以上に上昇すると運転が停止してしまうという課題がありました。これを解決すべく、可変ポンプの応用を思いつきました。
油の流れを制御することで温度上昇を抑える設計に挑戦しましたが、ポンプサイズや油圧系統の違い、油漏れなどのトラブルに直面。ポンプメーカーとも協力しながら新たな油圧システムを採用し、電力消費量と温室効果ガスを28%削減することに成功。平成17年3月、ついに「省エネ型電動油圧式グラブバケット」が完成し、後に、全国の主要都市で33台が稼働するまでになりました。

未来に向けた挑戦
福島製作所はこれまで、困難な課題に果敢に挑戦し、数々の技術革新を成し遂げてきました。大型ウインチや省エネ型グラブバケットの開発に代表されるように、発想力と技術力を融合させた製品は、国内外で高く評価されています。
福島発のものづくりにこだわり続けてきた私たちは、これからも技術力と柔軟な発想で新たな可能性に挑み続けます。福島製作所の技術は、熟練工から若手への技術継承によって支えられています。若手と熟練工が一体となり、これからも高品質な製品を生み出していくことが福島製作所の使命です。
「福島製作所だからこそできるものづくり」を追求し、未来を切り拓いていきます。
